まえがき
エッセイみたいな物を2週間に1度のペースで書いたものを見せ合わないかと友達に提案された。なにそれ、めちゃくちゃ面白そう。そう素直に思って会社が休みの日や通勤電車の中で文章をポチポチ書くことになったが、これがかなり難しいというか、悩ましいというか、どうしようとなっている。継続は力なり、やってみます。
社交スイッチ
今日は仕事が休みで、お昼にカレーを食べ、本屋へ行き、今喫茶店に到着したところだ。
店内は私以外全員常連の風格が出ており、私以外のカウンターとテーブルの8人ほどでマスターを交えて なにやら話をしていた。
非常にこの"大人の社交場"な状態に圧倒された。私が歳を取ったら、行きつけの喫茶店で他愛もない話を見知らぬ人と談笑できるようになるのだろうか。
見知らぬ人と社交する際、私の中に社交スイッチが存在している。それを押すと「最近めっきり寒くなりましたね」みたいなフレーズが自然と口から出たりして自分で驚いたりしている。私、出来るじゃん。
このスイッチを押す回数には限度があって月に5回くらいは押せる。この限度を更新する事が歳をとるということなのかと考えたりした。この場にいるマスターやお客さんはスイッチが月何回押せるのだろうか、むしろ押しっぱなしかもしれない…等と考えながら
「今月はあとスイッチ2回かな…」とコーヒーカップの底を眺めた。11月もう終わる。