勝手に連載#5

外の気温が上がり、完全に春のにおいがしてきた今日この頃

4月を目前に電車の中でリクルートスーツを着た3人の若い団体をみかけたり、春休みに突入したであろう女子中学生が今できる最高のおしゃれをして普段と違う高揚感の中、出かけている様子を見て「春…」と電車の中でうなだれた。

最近仕事が忙しい波がきており、そして4月の新卒の方たちを教育する係になり、なんともいえぬ焦りと期待とちょっとお腹痛いみたいな日々を過ごしている。少しでもハリのある生活を…等と思って無印良品に用もないのにうろついたり、作り置きを急に作ってみたりしている。Instagramなどで素敵な生活をされている人らの投稿などを見て こんな生活ができたら…と憧れと少しの逆張りの気持ちを持って過ごしている。

春の雰囲気によって気持ちがめちゃくちゃに掻き回されるのは私だけだろうか。花見とか散歩とかお菓子作りとか楽しそうな友達とIKEA行くとかそういうことをしたいと思います。では みなさんもいい具合の春をお過ごしください。

 

勝手に連載#4

散文休日記 違う天井編

諏訪での1日を終え、17時頃に宿に戻ってきた。素泊まりの1番リーズナブルな部屋を予約したが「本日お一人様でのご予約ですが、ベッドはお二つあるお部屋になります」と通された。入ってすぐ右方向にシングルベッドが2つ鎮座しており、諏訪市公認 宣伝キャラクターの"諏訪姫"という女の子がお茶を飲んでこちらを見ているイラストが大きく掲げられていた。「この子と今日過ごすのか…」と思いながら、1時間ほど横になりながら、長野で放送されている番組を眺めていた。この時間、私は身の回りの心配事や考え事など全て放した状態だっだ。

いつもと違う天井、いつもと違う硬さのベッド、ぴっちりと清掃されたベッドに罪悪感を抱きながらそのまま煎餅を食べた。「なにも…考えたくない…」と思いながら無心で煎餅を噛み砕き、塩気とテレビ番組の音が聞こえる感覚だけがただそこにあった。休日に何もしない時間はこういうことなんだと諏訪姫とテレビを眺めた。

しばらくして、宿に付いている大浴場へ行ってみることにした。お客は私しかおらず、ラタンの椅子が静かに整列し、扇風機が回る音と私の脱衣する音がした。露天風呂なども入ったが、一向にお客が来ないので何故か不安に駆られてきて そそくさと風呂から出た。

私しかいない洗面場で馬油や何が良いか明確には不明だが、肌の調子を整えるであろう乳液をふんだんに塗りこむと「これだよ…」と満足した。知らないにおいに包まれた顔に気分が変わる。

いつもと違う天井の下で、様々な気分が積み重なった私はそのまますぐ寝てしまった。

翌日の諏訪湖の朝焼けを見るために。

 

 

 

勝手に連載#3

散文休日記 出発編


「松井さん2連休予定だから!」そう会社の人の一言を信じ、1時間後出発する特急あずさのチケットを布団の中で買ってしまった。

なんとなく諏訪湖が見たくて、なんとなく気分が良くなりそうな場所へ行きたくて、チケットを買った。何も決めずとりあえずカメラと本と着替えをリュックに詰め込み、出発の電車に間に合わなそうな時間に家を出た。

出発3分前にチケットを発券、1分前にカフェラテとじゃがりこ(L)を購入。あり得ない朝食。長野の気温に合わせた服装は、完全に裏目に出て、滝汗の人間を乗せて発車した。

 

私は唐突に旅行するのが好きで、1人になった時間を知らない場所でたっぷり過ごすのが好きだ。歩く時間、電車に揺られる時間、コンビニへ行く時間。世界と自分という存在がポツリと人生ゲームのコマのように配置され、「私はここにいる」と別視点から自分を認識できる気がする。インターネットで誰が何をしているかやんわり分かる毎日に、物理的距離を離すことで得られる程よい孤独感が心地いい。

 

今、諏訪に向かうあずさでこの文を書いている訳だが、隣の人は「お世話になっております」から始まる文章を書いている。電車では3時間弱程、見知らぬ人と隣同士になる事があるが、この人にも人生があって今パチパチとメールを打っているんだなと、かたや私はじゃがりこをバリバリと詰め込み、カフェラテで流し込んでいて 人生…とこういう場面で思う事が沢山ある。

諏訪では夕焼けと朝焼けをみて、風呂に入ってゆっくりできれば…と思っている。隣の人はまだ「お世話になっております」の続きを書いているようだ。

 

 

勝手に連載#2

日高屋物語

 


「このレバーめっちゃ美味しいよ、レバーいる?」

「ううん、いらない」

「え、めっちゃ美味しいのに」

「おれレバー苦手」

「これレバーじゃないよ」

 


ツインテールの女の子とホストらしき人男性の日高屋でなされた会話

 


私は今、全身が耳の形になっているのではないか というくらい真横の座席に神経を向けている。そして黙々と炒飯を口に詰め込んでいる。

「これレバーじゃないよ」は「レバー特有の味がしないくらい美味しいレバーだよ」という意味だと解釈した私は、レバニラ炒めを頼めば良かった…と思うと同時に、このおいしさを彼に共有して欲しくて言った言葉だと思って泣けてしまった。彼女、幸せになってくれ…

立て続けに彼女は、「チロルチョコ食べる?これ友達にもらったの。」と言いながら四角いチョコを手元で転がしていた。男性は「ううん、いらない」と一言。

私は炒飯を食べていた事も忘れ、レバーじゃないレバニラと貰われなかったチロルチョコの事で頭がいっぱいになった。悲しすぎるだろ。

彼女はどんな気持ちで日高屋のレバニラを食べたんだろう…と店を出てからも考えてしまった。てゆうか日高屋のレバニラ美味しいよね。チロルチョコ、渡したかったよね。だって好きだから…ともう1人の私が会話し始めた。もう1人の私と日高屋に行ってレバニラ炒め頼もうかな。

勝手に連載 #1

まえがき

エッセイみたいな物を2週間に1度のペースで書いたものを見せ合わないかと友達に提案された。なにそれ、めちゃくちゃ面白そう。そう素直に思って会社が休みの日や通勤電車の中で文章をポチポチ書くことになったが、これがかなり難しいというか、悩ましいというか、どうしようとなっている。継続は力なり、やってみます。

 

 

 

 

社交スイッチ


今日は仕事が休みで、お昼にカレーを食べ、本屋へ行き、今喫茶店に到着したところだ。

店内は私以外全員常連の風格が出ており、私以外のカウンターとテーブルの8人ほどでマスターを交えて なにやら話をしていた。

非常にこの"大人の社交場"な状態に圧倒された。私が歳を取ったら、行きつけの喫茶店で他愛もない話を見知らぬ人と談笑できるようになるのだろうか。

見知らぬ人と社交する際、私の中に社交スイッチが存在している。それを押すと「最近めっきり寒くなりましたね」みたいなフレーズが自然と口から出たりして自分で驚いたりしている。私、出来るじゃん。

このスイッチを押す回数には限度があって月に5回くらいは押せる。この限度を更新する事が歳をとるということなのかと考えたりした。この場にいるマスターやお客さんはスイッチが月何回押せるのだろうか、むしろ押しっぱなしかもしれない…等と考えながら

「今月はあとスイッチ2回かな…」とコーヒーカップの底を眺めた。11月もう終わる。

マクドナルド

あけましておめでとうございます。

マクドナルドで今この文章を書いています。

 

今日は、展覧会に行くため秋葉原の方へ向かいました。普段あまりいかない土地なのでどんなチェーン店があるのか見渡したり、街の人を様子を見ながら歩いていました。

これから(1月から)私自身の仕事の環境が変わるので、どんな感じかなぁとマクドナルドで考えていました。

マクドナルドで人生について考える時間が多いです。人生というと大袈裟かもしれないですが、生活が地続きになって丸ごと人生なので、それでいいのかもしれません。

周りの同い年の人は会社を転職したり、フリーになったり、それぞれの環境で生活を続けているんだと思うとやはり不思議です。学生の頃は誰かに廊下で会ったり、お腹がすいたら一緒に食堂でご飯を食べたりしていたのに……

人の作品や活動をSNSでふとしたときに目にすると、この人はどんな生活のなかでこれが生まれたんだろうなと思います。

私は生きているうちにあと何回マクドナルドで考え事をするのかなと思っている時に、周りの人たちはどこでどんな一人の時間を過ごすのかも気になります。なので考え事をする場所をまわりの人に聞いてみようと思います。

 

文章のオチがなにもないですが、マクドナルドのクーポンでコーヒーをMにしてしまったので、これを飲みきってビックカメラで買い物して帰ります。

今年もよろしくお願いします。

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お久しぶりに…

ブログの投稿をしようかなと最近風呂に入りながら思ったりしたので 投稿します。

最近はデザイナーさんのもとでアシスタントをしながら、撮影やデザインのご依頼など受けたり(ありがたい…)、自身の制作をしながら生活しています。

コロナ禍になってリサイクルショップやブックオフに行く機会がめっきり減ってしまったのですが、また買ったものなどを記録も兼ねて書いていこうと思います。

 

最近ゲットしたもの

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(左上から DA PUMP Expression、篠原涼子 LEDY GENERATION、パソコン音楽クラブ SEE-VOICE、パソコン音楽クラブ SEE-VOICE 特典CD1) ※敬称略

 

音楽のサブスクリプションサービスに自身が入っておらず、フィジカルで買った音源をひたすら聴くというスタイルがいまだに変わっていません。 (学生の頃、TSUTAYAで一気に借りてきたアルバムをまとめて聴きまくるスタイルと変わっていない。)

 

DA PUMPのアルバム、元気が出まくります。これを聴きながら歩きたい。Feelin' Good -It's PARADISE-という曲が、一時期オードリーのオールナイトニッポンのコーナー曲に使われており、ラジオ内で使われる音楽は、パーソナリティのイメージも一緒に思い出してしまいますね。

 

篠原涼子のLEDY GENERATION、アルバムの最後の方に入っているリミックスが楽しいです。ブラックビスケッツのアルバムも最後の方に入っているリミックスがおもしろかった事を思い出しました。

 

パソコン音楽クラブの新譜、ゲットせねば!と思ってやっと手元へ… 新譜の喜び…。ジャケットのイメージも相まって水槽の中から外を見ているような?そんな気持ちです。水族館に入る時のエスカレーターがワクワクする感じを思い出しました。

 

そのほかエスパの新譜やSEVENTEENの前のアルバムを集め出したりし始めました。ENHYPENの新譜もゲットしました。

 

アートワークを手に取る時の嬉しさが大きいので、やはり私にとってフィジカルという事が大事なようです…。

寒くなり始めてしまったけれど、散歩や収集をまた積極的にしようかなと思います。